2012年12月28日

クリスマスの深イイ話♪

写真: 《妹の挨拶》ある男性には、4つ年下の妹がいました。妹は2歳のときに白血病にかかってしまい、それ以来ずっと、入院生活を続けていました。妹が病気になってしまってから両親は、妹の看護をするのに必死でした。休みの日にはいつもお見舞いに病院に行っていたので、彼には家族旅行の思い出がありません。友達から、「この前、家族でディズニーランドに行って楽しかった」「お父さんにプールで泳ぎを教わったよ」という話を聞くと、押さなかった彼は、「僕はお父さんにも、お母さんにもどこにも連れて行ってもらっていない」と寂しい思いをしていました。「妹が病気のせいでどこにも行けない」と、幼い頃は妹を憎んでいたこともありました。しかし、大学生になり、自分の自由な時間が増えると、病院にずっといなければいけない妹がかわいそうに思えてきました。時間が空いている限り、お見舞いに行き、必死に病気と闘っている妹と応援してあげました。ある日。1時間くらい、テレビの話題、病院や大学であった出来事を話し合ったあと、「もうすぐ、クリスマスだね。クリスマスの日、また来るから」と言って帰ろうとすると、「おにいちゃん、クリスマスプレゼントに携帯電話が欲しい」とお願いされました。クリスマスの日、病気の負担にならないように、できるだけ操作の簡単な携帯電話を探してから、お見舞いに行くと、「これ、頼まれていたやつ」とプレゼントを渡しました。そして、とても喜んでいる妹にメールや電話のやり方を教えてあげました。その日の晩、妹から彼に、「おにいちゃん、ごめんね。私、小さな頃から、お兄ちゃんに迷惑ばっかりかけてるよね。せっかくのクリスマスなのに・・・・ ごめんね。おにんちゃん、ありがとう」というメールが届きました。これが妹からの最初で最後のメールでした。その日の晩、容態が急変して妹は亡くなりました。看護師さんから妹が亡くなった時、携帯電話をしっかりと握りしめていて話すのが大変だったと教えてもらった彼は、「妹が最後の挨拶をしてくれたんだ」と思いました。『人生の目的に気づく24の物語』中山和義著輝く未来ビトより登録は空メールで00576250s@merumo.ne.jp胸が苦しくなりました健康は財産なんだと実感しました入院しながら一番辛いのに兄を想う気持ち・・・




Posted by 新垣 幸之 at 07:30│Comments(0)
 
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